■MG42 1944年


基部に補強の無い木製ストックを付けたMG42。中間位置に2脚を装備し、スリングは撚り合わせのヒモで作った即席。1944年、イタリア。




MG42を担ぐグロースドイッチュラントの兵士。1944年、ソビエト連邦。






初期型コッキングハンドルを持つMG42。グリップ側のスリング金具が外されており(ラフェッテに乗せるため、次の写真へ続く)、弾薬は6発おきに曳光弾がセットされている。1943年または1944年初頭、ソビエト連邦。




初期型MG42をラフェッテに載せる。ラフェッテ後部の射表板が無く、この部分が暗い色に見える。工場生産時のジャーマングレイ塗装の上からダークイエローで再塗装し、その後に射表板が欠損した様子。1943年または1944年初頭、ソビエト連邦。一つ上の写真と同一人物と思われる(撮影者は同じ)。






原野で蛸壺を掘っているように見える兵士。MG42はベークライト製ストックを持った初期型。1944年1月、ソビエト連邦南部(ウクライナ)。






ナースホルンと思われる車輌の後部で戦況を確認する兵士。MG42は2脚収納用の突起金具が付いた初期型。Kar98kは板型バットプレートに積層材ストックのため、1938年から39年頃の生産品と推測できる。MG42の後方には41型弾薬箱とオイル缶が置かれている。1944年1月~2月、ソビエト連邦。




第1スキー猟兵師団の兵士が冬季迷彩塗装を施したMG42を構えている。双眼鏡を覗く下士官?はMP43を装備。1944年1月~2月、ソビエト連邦。




激戦の町、カッシーノの瓦礫の中で戦う国防軍と降下猟兵の兵士。2脚を中央に装備しより広い射角を確保している。1944年3月、イタリア、カッシーノ。






足首まで泥にまみれ、塹壕を通って陣地へ移動するデンマーク人の親衛隊志願兵。MG34と同型の2脚が付いた初期型MG42を所持する兵士は左右にKar98kの弾薬ポーチを装備しており、機関銃手ではないようだ。写真後方の地平線部分は修正が加えられている。1944年4月、東部戦線、ナルヴァの戦い。






補強金属線のない木製ストックにMG34部品を改造した2脚を装着したMG42。ベークライト製バットストックは1943年2月までの生産品に採用され、これ以降は木製に切り替わる。伏せ撃ち姿勢で構えているが、弾帯が機関部に巻き付けてあるためこのままでは射撃できない。1944年春、フランス、ジロンド川の河口、大西洋の壁。






蛸壺壕に入り、MG42で沿岸を警備する兵士。MG34部品を流用した2脚を中央に装着し、フロントサイトは初期型。2脚の前方にあるフック状の突起は運搬用スリングの取り付け基部で配備部隊での改造によって取り付けたもの。1944年春、フランス、大西洋の壁。






浜辺でMG42の訓練を受ける兵士。木製バットストックとリコイルスプリングを外している。機関部は通常型であるがMG34流用2脚と2脚収納用突起が確認できるなど一部に初期型の特徴を持っている。射手が装備しているガンナーズツールポーチは一般的な黒色ではなく明るい色の革、または布製。1944年、北フランス。




沿岸要塞でMG42を構える兵士。50連ドラムマガジンを装備し、コッキングハンドルは初期型。1944年、イタリア、リグーリア海岸。






低木を遮蔽物にしてラフェッテ42を射撃する山岳猟兵。光学照準器はMGZ40が使用されている。1944年、イタリア。




観測用の装甲兵員輸送車(Sd.Kfz. 250/5)で無線機を操作する兵士。車内左側面にはMG42が装備されている。1944年、ノルウェー/フィンランド。




土手を利用してMG42を構えるドイツ兵グループ。1944年夏、フランス。






茂みの後ろに隠れているMG42の機関銃手。木製ストックは基部が金属線で補強されている後期型、銃口はゴム製カバーが装着されている。1944年夏、フランス。






ケッセルリンク元帥が視察のもと実施された独軍主要小火器のデモンストレーション。MG34とMG42を並べて射撃中。1944年、イタリア。







初期型のMG42だが、通常型とは異なる形状の2脚が付いているように見える。スリングもオリジナルではなく、代用品。1944年夏、フランス。




かなり使い込んで表面処理が薄くなったMG42で射撃中。1944年夏。




MG42を担ぐ兵士。ガンナーズツールポーチは後期の布製。1944年夏、フランス。










ダークイエローベースに迷彩塗装が施されたMG42を使う降下猟兵。予備銃身ケースと41型弾薬箱もダークイエロー塗装。1944年6月~7月、フランス。




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