■レシーバー その3










下方に突き出た弾倉は着脱可能に見えるが固定式。陸軍兵器局の要求に「固定式弾倉」という項目が含まれていた。給弾はボルトを後退位置にして、レシーバー上部から1発ずつ押し込むか、または5連クリップで行う。この方式にしたのはKar98kの装弾方法に慣れた兵士が使いやすいように配慮したものと思われる。




装弾数は7.92×57mmマウザー弾が10発。5発クリップを2個使い装弾する。






レシーバー上部には5発クリップを差し込むガイド溝が設けられている。ボルトを後退位置で止めて(写真はボルトが前進位置)、5発クリップを溝に差し込み、弾薬を上から押し込む。この部分はKar98kの操作になれた兵士でも違和感なく操作できる。









弾倉の後方にある凹(赤矢印)を押し込み、弾倉をトリガーガード側へスライドさせると、弾倉部品が外れる。この固定方法はKar98kの弾倉底部プレートと全く同じ構造。取り外しは清掃時に限られるため通常は分解しない。






引き金、およびトリガーガードの形状は98系小銃に準ずるデザイン。引き金は2段式で、最初は軽く動き、途中で抵抗が増す。そこからさらに引くとシアーが外れて撃発するため発射のタイミングを把握しやすい。この2段式も98系小銃と同じ。








トリガーガードとレシーバーの接合ネジ。主ネジの頭部に設けた切り欠きへ小型のロッキングスクリューを噛み合わせゆるみを防止する。

















高品質な削り出しで加工されたトリガーガードフレームはボルトの可動域があるため引き金と弾倉位置が離れており、細長い。






弾倉を固定するピンにテンションを与える板バネ。内側のちょっとした部品も凝っている。




トリガーガードフレームの刻印。「135」のバッフェンアムトと「8178」の製造番号。




内部の板バネ取り付け部の近く。詳細不明ながら「403」、「T」のような形、旧デザインバッフェンアムト?が打たれている。








弾倉庫を外す。弾倉の上半分の外壁はトリガーガードフレームに溶接されている。










弾倉はプレス製で後方と下部にそれぞれ2つの穴が設けられているが、これは後から加工された部分と思われる。現存する複数のG.41(M)と比較した場合、下部の穴は無く、後部の穴にはリベット?のようなものが確認できる。弾倉内部の部品は除去されているがマガジンスプリングとマガジンフォロアで構成されており、マガジンスプリングは板バネではなく鋼線スプリングを使用している。




弾倉底部、「135」のバッフェンアムトと「8178」の製造番号。



弾倉底部の内側。トリガーガードフレームと同じ「403」の刻印。



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