■ストック(木製/ベークライト製)


















MG34のストックはMG30機関銃のストックを模しており、肩当て上部が後方へ突き出た形状や下に設けられたこぶ状の突起(2脚などを使った依託射撃の際に左手でストックを保持できるようにするため)もそのまま受け継いだ。刻印(製造番号またはバッフェンアムト)はストック左側面に打たれている。

ストックの材質は木製とベークライトの2種類。ベークライト製ストックには肩当て部の上下に破損防止用の金属カバーが付いていた(写真左)が二次大戦初期に廃止された。

本項に掲載している金属カバー付きベークライト製ストックは MG34氏 より借用させて頂きました。当ホームページへのご協力に感謝申し上げます。










ベークライト製3種、木製との比較。木製の方がやや丸みを帯びているが全体の形状は近い。木製とベークライト製の割合や生産時期、MG34の生産工場によってこの2種類がどのように使い分けられていたのかなどの詳細は不明。










金具カバー付きのベークライト製ストック。最も初期に生産されたMG34はウォールナット単材の木製ストックが使用されており、その後、この金属カバー付きベークライト製ストックが登場した。








上部の金属カバーは2本のマイナスネジで固定。最も破損しやすい上下の先端部をスチールプレス製の金属部品で覆い破損を防ぐ。断定はできないが、この金属部品はKar98kのバットプレートなどと同様に白磨き仕上げ(ブルーイングなどの表面処理がない)と思われる。








下部の金属カバーは3本のマイナスネジで固定。






金属カバー取り付け部の内側。ワッシャーと6角ナットで固定されている。








肩当ては別部品。滑り止めの溝が設けられている。




肩当て部品裏側の刻印。「1941」は製造年表記ではない可能性もある。MとPを組み合わせたマーク「Materialprüfungsamt」の「T2」はこの樹脂原料の分類を表し、補強材として裁断した布や繊維が混ぜられた樹脂であることを示す。「bzh」は製造メーカー「Josef Mellert, Fabrik für Feinmechanik」を示すコード。






バットストック本体の内部は中空。こちらにも「1941」と彫刻が薄くなっているが「T2」「bzh」が確認できる。







金属カバー無しのベークライト製ストック。ネジを通すスペーサー(木製?)が内部に収まる。







ストック内部には製造メーカーコード「ehe」、「T2」、「9011/1」の各種刻印がある。









肩当て部品もストック本体と同一メーカー、同一素材であることが刻印から読める。




金属カバーが無いベークライト製ストック。樹脂に混ぜた補強材の種類や大きさによるものか、独特の質感とこげ茶のまだら模様を作り出している。樹脂表面もツヤの有り・無しがある。写真左のストックも表面の微細な凹凸は傷ではなく、製造時のもの。







木製ストックは単材削り出しのため、バットプレート部も一体型。





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